解剖学と体軸理論をベースに
「超具体的で再現性のあるカラダの使い方が出来る」
をコンセプトにしているサーフコーチ・体軸セラピストの林です。
館山のRPCから、、、今日のテーマは
なぜ、あなたのテイクオフは一瞬と感じてしまうのか?
についてです。
結論から書いてしまうと、テイクオフが一瞬で難しいと思っているなら、テイクオフであなたは波を上手く使えていません。
テイクオフが一瞬と感じている場合のデメリット
- 波を見る事が出来ない
- 波を読む事が出来ない
- 焦ってパドルが一生懸命になってしまい頭が真っ白
もっと色々なデメリットがとあると思いますが、テイクオフで余裕がうまれる事であなたのサーフィンは一気に上達を始めます。
こうなってしまうパターンに共通する原因は、
「波を見ていないから、波に合わせる事が出来てない」
これが最も多いです。
考えてみてください。
波に乗るのになぜ波を見ないのか、、、って思いませんか??
例えるなら、
- 野球のバッティングセンターでボールを見ないでバットを振って空振りばっかり
- ゴルフでボールを見ないでクラブを振るとボールに当たらない
- サッカーやバスケで球を見ないでパスをキャッチしようとすると、見当違いの方向に動いてしまったり顔面でパスを受けてしまう(笑
サーフィンは波に乗るのに波を見ないでテイクオフしようている、波を見ないでアクションをしようとしている・・・なども全く同じ事ですよね。
たまたまパドルしている所でうねりから割れてくれれば、ボードは滑り始めますが・・・
偶然なので、次に同じように再現する事が難しくなります。
普段、ビーチブレイクでサーフィンしてる人で波を見ずにサーフィンしてると、リーフのポイントブレイクに行くと、全然波に乗れない・・・って事になってしまいます。
バリなどにポイントブレイクに行くと波に乗れないってのは、これが波を見てないのが最大の原因と断言できます^^;
テイクオフが一瞬と感じてしまう・・・
テイクオフが一瞬と感じてしまうのは、波がブレイクしている所でテイクオフをしようとしているからです。
つまるところ、テイクオフしようとしている場所が悪いという事ですね。
波はうねりの状態から一番高い所のピークから割れ始めて、バンクに沿うように波が割れます。
そして、2ndピークまで若干のタイムラグはありますが、つながるように同時に割れます。
しかも、ピークと2ndピークの間は掘れています。
ピークと2ndピークの間からテイクオフしようとすると、つながるように割れるので一瞬と感じてしまいます。
しかし、ピークか2ndピークからテイクオフしようとすると、うねりからテイクオフするのが簡単になります。
2ndピークからテイクオフする時は割れてくる端からテイクオフすると、うねりの状態からボードを走らせることができますよね。
うねりの段階でピークに合わせる事が出来れば、ボードが走り始めるのでテイクオフの時間的余裕が生まれるので、一瞬から結構時間あるのだなと感じる事が出来ます。
下のケリーのシークエンスを見ると、割れてくる端にあわせています。
テイクオフに時間的余裕を持たせるには
乗ろうとしている波が来たら、ピークに入るようにしてピークに向かい、ピークから目を離さないようにしてみてください。
これを意識するとピークに入る正しいルートを理解する事が出来るようになり、波がどう割れてくるのか?状況も分かるので合わせ事が簡単になります。
波がどう割れてくるのか?見てなければ、波の割れ方に合わせる事も出来ませんよね^^;
勘であわせてても限界があるので、ピークがどう割れてくるのか?状況が分かるまで見続けてみてください。
進行方向を見るのはピークにセットしてからでも十分間に合いますよ。
是非、テイクオフが苦手とかテイクオフをもっと上手くなりたいと思っている友達にもシェアしてください。
シェアして一緒にアウトプットする事であなたの理解度が3倍深まりますよ^^
PS.奥からスーッとキレイにテイクオフする人はどうやっているのか?
波に沢山乗る人や奥からスーっと滑ってテイクオフする人は、少ないパドルで波の力を使っています。
テイクオフで波の使う場所が分かり、波を取るプロセスを実行する事で、良い場所から波の力を使ったスムーズなテイクオフが出来るようになるのですが、、、
→5分ほど時間を取ってこれを読んでみてください